F-LINEとT2が高速道路の関東~関西間で2回目のトラック自動運転往復実証、前回から200km距離延長

F-LINEとT2が高速道路の関東~関西間で2回目のトラック自動運転往復実証、前回から200km距離延長

今後も継続、定期運行化を検討へ

F-LINEは4月24日、自動運転トラックの開発を手掛けるT2と連携し、4月10~11日の2日間、「レベル2」(ドライバーが同乗し有事にすぐ運転を代わることができるよう待機する)の自動運転トラックを使い、高速道路の関東~関西間で2回目の往復実証実験を行ったと発表した。

往路はカゴメの製品を、復路はハウス食品の製品をそれぞれ積載して幹線輸送を実施。1回目より自動運転区間を約200Km延長した。

 
 

<実証実験の概要>
輸送車輌:T2 大型10tトラック(自動運転システム搭載)

①輸送区間
日程 発地 着地 積載貨物
往路 4/10(木) 横浜物流センター 大阪物流センター カゴメ製品
復路 4/11(金) 八尾物流センター 三郷物流センター ハウス食品製品

②自動運転区間
東名高速道路の綾瀬SIC→京滋バイパスの久御山IC(約410km/前回比+200km)をレベル2(ハンズフリー)で運行

③積載内容
荷主 数量・重量
往路 カゴメ 480cs 5,660kg
復路 ハウス食品 544cs 3,507kg

実証実験の結果、パレットのずれや積載商品のダメージは発生しなかったという。

F-LINEは、予定通り綾瀬SIC・久御山IC間の約410kmを走行し、自動運転走行率90%以上を達成したほか、前回課題だったわだちや道路傾斜への対応も改善できたと指摘。4回目まで実証実験を計画しており、毎月1回定期運行化するかどうかは結果を基に判断する予定。

 
 


往路の様子(横浜物流センター)  


往路の自動運転中の様子(いずれもプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事