電波シールドカーテン活用、サイズ・仕様も柔軟にカスタマイズ対応
光洋産業(東京都千代田区鍛冶町)は5月22日、安価で電波漏れによる誤認を100%抑えた「ウォークスルー型RFIDトンネル式ゲート」を昨年10月に発売したと発表した。
従来のウォークスルー型RFIDゲートは入口と出口にシールドがなくRFIDの誤読が起きていたり、高価でサイズなどのカスタマイズが難しかったりするという課題を抱えていた。
新製品はトンネル出入り口へのシールドカーテン設置などにより、最大パワーの電波でも誤読なく一括検品を可能にしたと説明。開口サイズ・トンネル内スペース、採光性などをカスタマイズできる。
大量のRFIDを混載した台車なども一括で読み取ることが可能。
天井と側面に内部が見える「電磁波シールド付きパネル」を設置することで採光性を確保したほか、ゲート内部の見える化も実現した。
複数のパネルパーツで組み立てる方式のため、サイズは現場に合わせて調整可能。幅800mm、長さ1500mm、高さ500mmからそれぞれ対応できるという。
(写真はいずれもエージーエーコーポレーション提供)
ゲートの内部には同社オリジナルの電波吸収体を設置。反射を防ぎ電波環境を安定させたことで、読み取り精度のさらなる向上につなげている。
(藤原秀行)※光洋産業提供