大和ハウス系の若松梱包運輸倉庫、石川のグループ3社を26年1月1日付で吸収合併へ

大和ハウス系の若松梱包運輸倉庫、石川のグループ3社を26年1月1日付で吸収合併へ

会計・人事などの業務フロー統一、経営効率化とガバナンス強化図る

大和ハウス工業は10月31日、グループの若松梱包運輸倉庫(金沢市)が2026年1月1日付で、同じくグループの若松運輸(石川県白山市)、ジャストロジスティクス(金沢市)、日本物流マネジメント(同)の3社を吸収合併すると発表した。

若松梱包運輸倉庫は北陸エリアを中心に、特に冷凍・冷蔵・定温・常温の4温度帯共同配送システムによる低温物流を積極的に展開。食品や医薬品を中心に、生活必需品の少量・多品種・多頻度配送網を確立している。



物流コストの上昇や深刻なドライバー不足、環境問題への対応などを受け、業務の効率化・合理化や企業統治機能の適正化が強く求められているのを考慮した。

吸収合併により、4社の業務を集約・効率化し、運営体制の強化を図る。現在はグループ4社で会計処理や人事手続きの形式が異なっているため、会計・人事・総務などの業務フローの統一と情報の集約を進める。

点呼や運行管理、受注・委託業務などに関しても、社内手続きの統一化と効率化を進め、ガバナンス強化と業務生産性の向上につなげる。

加えて、合併により同一労働・同一賃金を目指し、社員のエンゲージメント向上を目指す。

(藤原秀行)

経営/業界動向カテゴリの最新記事