Hacobuが提供、今後も標準装備
大和ハウス工業は8月7日、自社で開発したマルチテナント型物流施設「DPLシリーズ」27カ所の全てに、インターネットを介した「トラック入場予約システム・オンラインチェックインシステム」を実装したと発表した。同6日に作業が完了した。
同システムは大和ハウスが資本・業務提携しているスタートアップのHacobu(東京)が手掛け、テナント企業専用として提供。今後開発するDPLシリーズにも標準装備するほか、テナント企業のニーズなどを踏まえ、随時新機能を追加していく予定。
同システムはトラックドライバーが携帯電話やスマートフォンから各物流施設への入場時間を予約し、施設から一定の距離内に入ったところで入退場受け付けを登録する仕組み。施設側も事前にバースを適切に割り振ることが可能となり、待機時間を解消できる。大和ハウスは2018年9月、既存物流施設への同システム導入を発表していた。
スマホからのシステム利用イメージ(大和ハウス工業提供)
(藤原秀行)