自動車の排ガス性能確認を容易に
高精度地図データを扱うダイナミックマッププラットフォームは3月25日、早稲田大学 次世代自動車研究機構の草鹿仁研究室と、仮想環境上における道路ネットワークの再現性を向上させ、実走行試験をシミュレーションで補完・代替することを目的とした共同研究を開始したと発表した。

(ダイナミックマッププラットフォーム提供)
自動車の排出ガス性能は、型式認証や市場投入前の評価の際、実際の道路を走行して排出ガスを測定するRDE試験(実路走行排ガス試験)の結果で確認する。ただ、同試験は周囲の温度や高度、道路の勾配、走行距離など、走行条件に多くの制約があり、台上試験や仮想環境上での走行試験と比較して開発工数が大きくなるのが課題だった。
RDE試験相当の走行条件を再現可能な仮想環境試験(シミュレーション)を活用し、実走行試験を補完・代替する手法が有効であると考えられており、このような手法を実現するためには、実走行を高い精度で再現可能な仮想環境の構築が不可欠となっている。
共同研究はそうした事情を踏まえ、センチメートル級の精度を有する当社の高精度3次元地図データを活用して仮想環境上における道路ネットワークの再現性を向上させ、実走行と等価とみなせる精度を有する仮想環境の実現を目指す。
併せて、こうした高再現性の仮想環境を任意のエリアで構築できるようにすることも目標にしている。
(藤原秀行)












