風力発電100%の電力活用、環境負荷低減
日本郵船は6月19日、グループでベルギーを拠点に完成車輸送などを手掛けるInternational Car Operators(ICO)がベルギーのゼーブリュージュ港で、RORO船向け陸上電力供給設備の運用を開始したと発表した。6月17日に日本郵船が運航する自動車専用船に電力を供給した。
日本郵船は、RORO船向けに陸上電力の商用供給を行うのはベルギーで初めてと意義をアピールしている。日本郵船が運航する自動車専用船が停泊中に陸上電力を利用するのも初という。

電力供給の様子(プレスリリースより引用)
今回の取り組みは、ベルギーフランダース州イノベーション起業庁(VLAIO)の支援を受けて実現。停泊中の船舶は、船上の発電機を停止し、ターミナルの陸上電力供給設備から再生可能エネルギー由来の電力供給を受けることが可能。
停泊中の船舶からの温室効果ガス排出削減につながるとみている。供給する電力はICOがゼーブリュージュ港で運営する完成車専用ターミナルに設置している11基の風力発電設備によって生み出した再生可能エネルギー由来のもので、ターミナルでは陸上電源との接続設備を有していない船舶も本設備を利用できるよう、接続機器やケーブルなどを用意している。
現在、船舶1隻分の電力供給能力を有しており、今後は複数隻への供給に対応できるよう、能力の拡張を視野に入れている。
ゼーブリュージュ港ICOターミナルではこれまでにも、600基以上の電気自動車用充電設備の設置、ターミナル内への約1万2600㎡の太陽光発電パネルの導入、1万台収容可能な自動立体駐車施設の整備などを進めている。
今回の取り組みは、同港の再生可能エネルギー使用と環境負荷の低減をさらに推進すると想定している。
(藤原秀行)









