使いやすいサービス化目指す
NIPPON EXPRESSホールディングスは6月26日、タイ現地法人のNXタイロジスティクスが、JR貨物の実施するタイ〜ラオス間のクロスボーダー鉄道試験輸送に参画したと発表した。


(いずれもプレスリリースより引用)
東南アジアは製造業の集積拡大や周辺国との物流活発化を背景に、安定的かつ効率的な国際輸送網の整備が進められ、特にタイは東南アジア有数の製造拠点として広域物流ネットワークの中核を担っていることから、工業地帯、港湾、国境を結ぶ交通インフラの充実が加速している。
近年は、複線化や路線延伸、貨物駅整備など鉄道インフラへの投資も増え、環境負荷の低減や輸送手段の多様化に資する輸送モードとして、貨物鉄道輸送への期待が高まっている。
その一方、タイにおける貨物鉄道輸送は、利用手続きや運用ルールが複雑で、荷主にとって使いやすい輸送手段としてはまだ十分に浸透していない。特に日系企業にとっては、実務面でのハードルが高く、実運用を通じた検証とサービス化に向けた取り組みが重要となっている。
こうした事情を踏まえ、NXタイロジはJR貨物が進める東南アジアの貨物鉄道輸送事業の検討に協力することにした。
タイ〜ラオス間の貨物鉄道輸送の試験輸送は、タイ国鉄(SRT)の定期貨物列車を活用し、NXグループの自社コンテナ1基を含む日系フォワーダー3社が手配したコンテナを用いて、タイ・チョンブリ駅からラオス・タナレーン・ドライポート駅までの往復輸送を実施した。輸送距離は約650km。
NXグループのコンテナには、温度や衝撃などを自動計測するデータロガーを搭載したスチールパレット16枚を積載し、輸送中の振動などのデータ取得も行った。
(藤原秀行)










