出光・T2・いすゞ、トラック輸送の次世代バイオディーゼル燃料普及促進で連携

出光・T2・いすゞ、トラック輸送の次世代バイオディーゼル燃料普及促進で連携

自動運転の長距離商用運行で試験利用へ

出光興産とT2、いすゞ自動車の3社は7月2日、トラック輸送分野の脱炭素促進のため、次世代バイオディーゼル燃料の普及で連携すると発表した。

今夏から出光が製造する次世代バイオディーゼル燃料「出光リニューアブルディーゼル」(IRD)をT2に供給。



T2は関東~関西間の約500kmの高速道路で大手運送会社など向けに提供している「レベル2」(ドライバーが同乗し、有事の際はすぐに交代できるよう待機する)自動運転トラックを使った商用運行で、IRDを試験利用する。

いすゞはT2の自動運転トラックにおけるIRDの利用に対し、軽油利用時と同等のオペレーションで修理・メンテナンスサービスを提供する。


IRDを試験利用するT2の自動運転トラック
 
トラック輸送分野でも、ライフサイクル全体でCO2排出削減が見込まれる次世代バイオディーゼル燃料への期待が高まる一方、次世代バイオディーゼル燃料の給油スポット数は十分ではなく、通常の燃料と比べると現状では価格水準が高い上、トラックの性能や耐久性への影響、故障時の修理・サービス対応の不明確さなどがネックとなり、運送会社が利用に踏み切るにはハードルが高いのが実情だ。

3社は課題解決のため、T2の自動運転トラックによる実際の運行でIRDを継続的に使い、給油オペレーションの有効性などを検証する。蓄積した経験を踏まえ、給油スポットの拡大に向けた検討を進めるなど、IRDを含む次世代バイオディーゼル燃料の普及につながる環境の整備を目指す。


3社連携の概要

出光は連携を契機に、可搬式燃料タンクを活用した給油の実現を推進する。埋設型の燃料タンクなどの固定設備に依存しない運用を可能にし、運送会社がより柔軟にIRDを利用できるようにしたい考え。



加えて、IRD給油専用サービスステーションの展開や、混合リニューアブルディーゼルの開発などの可能性についても検討を進め、次世代バイオディーゼル燃料の普及加速を狙う。

(藤原秀行)※いずれも3社提供

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