コスト最大5.4%削減の可能性と試算
グリッドは8月14日、ホンダの国内四輪完成車物流に関し、複数の物流ネットワーク案を定量的に比較・評価し、物流計画の意思決定を支援する「製品輸送網最適化シミュレーター」を開発したと発表した。
グリッドが新たな成長領域として注力している「製造・運輸」領域の活用事例の一環。AIを駆使し、決められたルールや制約条件の中で最適解を数学的に導き出す「数理最適化技術」を用いて完成車物流を構成する複数の要素を一体的にモデル化し、物流ネットワーク案の比較・評価を可能にするという。
トラックドライバー不足や「物流2024年問題」などを受け、ホンダは国内四輪完成車物流で複数の物流ネットワーク案を定量的に比較し、その効果や実行可能性を検討する仕組みを検討していた。
ホンダによる物流計画の意思決定を支援するため、今年1月にグリッドがシミュレーターの開発を開始。過去の輸送実績などを基に物流ネットワークをモデル化し、複数の条件を組み合わせた比較・分析を行った。
グリッドがシミュレーターを使って複数の物流施策を反映した物流ネットワーク案を検証した結果、一定の前提条件の下で、評価対象コストを最大5.4%削減できる可能性があるとの試算結果を得たという。
今後は、輸送リソースや環境負荷などの評価項目を拡充し、コスト、輸送力、環境負荷を含めた物流ネットワーク案の比較検討を支援する機能拡張を進める予定。
(藤原秀行)









