カナダの年金など出資、過去最大規模
日本GLPを傘下に置く米不動産運用大手アレス・マネジメントは9月1日、日本の物流施設開発に特化したファンド「Japan Logistics Development Partners V LP」(JDP V)のファイナルクローズ(最終資金募集終了)を完了したと発表した。
JDP Vは2021年に組成した前身の「JDP IV」から資産規模が約50%拡大し、投資家からの出資とファンド運用者の出資コミットメントを含め、募集上限額の6120億円(約40億ドル)に到達した。
出資は北米、アジア太平洋、欧州、中東の年金基金、政府系ファンド、保険会社、金融機関などが実施。このうちカナダの公的年金を運用しているCanada Pension Plan Investment Board(カナダ年金制度投資委員会、CPP Investments)は1500億円(約9億6800万米ドル)を出資した。
CPP InvestmentsはJDP ファンドシリーズの創設時から出資を続けており、2011年の同シリーズ開始以来、全てのファンドに投資しているという。
今回の資金調達はアレスが2025年3月にGCP Internationalを買収した後に実施した。21年にJDP IVで調達した4120億円を上回り、アレスとしても過去最大の機関投資家向けク
ローズエンド型不動産ファンドの資金調達になった。
JDP VはJDP Ⅳと同じく、首都圏や関西圏、名古屋エリアを含む日本の大都市圏の先進的な物流施設開発を主な投資対象に設定。ファンドの運用資産総額は1兆7000億円(約110 億米ドル)規模を見込む。
ファンドの投資案件はMarq Logisticsが開発・運営を担当。Marqは今年6月末現在、日本で約1110万㎡、グローバルで約6100万㎡超を運用している。
(藤原秀行)









