東急不動産が神戸で関西4棟目の物流施設竣工、「中継輸送」拠点として価値と強調

東急不動産が神戸で関西4棟目の物流施設竣工、「中継輸送」拠点として価値と強調

セレンディクスと協業し3Dプリント技術を用いた空地活用を実証

東急不動産は9月11日、神戸市長田区で新たなマルチテナント型物流施設「LOGI’Q(ロジック)神戸新長田」が竣工したと発表した。

地上4階建て、延床面積は5万6654㎡。関西エリアでは大阪の「LOGI’Q枚方」、京都の「LOGI’Q久御山」、大阪の「LOGI’Q南茨木」に続いて4棟目。

竣工に合わせて、日本初の3Dプリンター住宅メーカーのセレンディクス(兵庫県西宮市)と協業し、3Dプリント技術と施設内の空地を活用した屋外休憩スペース「Green Port」(グリーンポート)を整備した。

東急不動産として3Dプリント技術を用いるのは初めて。産業用不動産の空地に新たな価値を創出する実証を行う。

長距離ドライバーの時間外労働規制に対応する新たな「中継輸送」拠点としての価値と、「国際港湾都市・神戸」のポテンシャルを兼ね備え、グローバル・ローカル双方の物流インフラを支えると説明。

阪神高速3号線の湊川ICから約2.3km、同7号北神戸線の神戸長田ICから約3.7km、JRの神戸貨物ターミナル駅から約1.7km圏内。神戸市内全域・大阪市内の大部分を1時間配送圏としてカバー可能で、ラストワンマイルの都市型配送にも対応できるとみている。

1階・2階には、大型トラックが直接接車できる「トラックバース」(44台)を備え、最大6テナントに対応可能。屋内休憩室を2部屋整備している。

屋根上には最大出力1500kWの太陽光発電設備を設置しており、生み出した再生可能エネルギー由来の電力は外部に売電する予定。こうした取り組みにより、CASBEE A認証を取得済み。

【本物件の概要】

所在地

兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町1番56号

用途地域

工業専用地域、準工業地域

敷地面積

23,363.48㎡(約7,070坪)

建築面積

15,836.48㎡(約4,790坪)

延床面積

56,654.89㎡(約17,900坪)

構造

鉄骨造、地上4階

着工

2024年11月18日

竣工

2026年8月31日

設計・監理/施工

大豊建設株式会社

トラックバース

44台

環境認証

CASBEE A認証

太陽光発電設備

最大出力1,500kW

「Green Port」は、スペースの柱およびベンチは、セレンディクスの3Dプリント技術を活用して製造。3Dプリントは、狭い土地でも柔軟なデザインが可能で、巨大な3Dプリンターのノズルから特殊なモルタルを層状に打ち出すことにより、柱1本を1時間以内で製造できるという。

製造した部材は現地へ輸送し、組み立て、コンクリート打設を経て約1日半で完成する。

東急不動産とセレンディクスは、今後も3Dプリント技術の活用を検討する。

(藤原秀行)※いずれも東急不動産提供

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