鴻池運輸がインドネシアで空港グラハン業務参入検討、現地企業を検証パートナーに選定

鴻池運輸がインドネシアで空港グラハン業務参入検討、現地企業を検証パートナーに選定

海外事業拡大目指す

鴻池運輸は10月23日、インドネシアで空港グランドハンドリング(地上支援)業務を手掛けるCardig Aviasi Utama(カルディグ・アヴィアシ・ウタマ、CAU)に対し、10月22日付で株式転換権付貸付を実施したと発表した。

株式転換権付貸付は元本の全部または一部を将来、一定の条件下で株式に転換できる権利を有している。鴻池運輸がグループとして、海外のグランドハンドリング事業へ参入するための足掛かりとする。具体的な貸付額は開示していない。

インドネシアは多数の島から成り、航空輸送が重要な役割を担っている。今後も航空旅客・輸送需要の拡大が見込まれるため、空港グラハン市場への本格的な参入を目指すことにした。

CAUはジャカルタのハリム・ペルダナクスマ国際空港で、空港グランドハンドリング事業を展開。現地市場に精通した経営陣や顧客基盤を有し、事業実績を積み上げている。

鴻池運輸グループは成田や羽田、関西など国内の8空港でグランドハンドリング業務を手掛け、現行の中期経営計画では空港事業を注力事業の1つに位置付けている。

注力事業を海外でも展開させていくため、インドネシアの空港グランドハンドリング市場への参入を検証するパートナーとして、今後の成長可能性が見込まれるCAUを選定、株式転換権付貸付に踏み切った。

株式転換権付貸付は鴻池運輸が国内の主要空港で培ったグランドハンドリング事業の効率的運営・安全・品質管理・人材育成に関する知見を提供するほか、専門人材の派遣や取締役指名権に基づ
く事業運営への関与を想定している。

今後はCAUとの事業運営を通じてインドネシアの空港グランドハンドリング市場への理解を深めるとともに、現地のニーズに合ったさまざまな分野でCAUを支援する。CAUが同空港で培ってきた実績を生かし、両社でインドネシア国内の他の主要空港におけるグランドハンドリング事業の展開を目指す。

(藤原秀行)

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