46・1%減で16カ月連続2桁の落ち込み
全日本トラック協会と日本貨物運送協同組合連合会が10月1日まとめた求荷求車情報ネットワーク「WebKIT」の稼働状況によると、9月末時点の荷物情報(求車登録)件数は前年同月比46・1%減の7万8334だった。
2019年5月以来、17 カ月続けて前年水準を下回った。2桁の減少幅を記録したのは19年6月から16カ月連続に達した。
19年は豪雨で鉄道貨物輸送がストップしたために件数が急増した18年からの反動が件数減少の主因。20年に入っての件数激減は新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の経済情勢悪化が逆風となっており、不振から抜け出す兆しは見えない。
9月の求車成約件数も3・0%減の2万2120と8月より減少幅は縮小したものの、マイナス圏内が続いている。
9月の成約運賃指数(10年4月=100)は117で、前月からは1ポイント、前年同月からは14ポイントそれぞれ低下した。指数が下がるのは前年同月比で13カ月連続。
(藤原秀行)
調査結果はコチラから(全日本トラック協会ホームページ)