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鴻池運輸・鴻池社長、「人と技術のハイブリッド」で持続可能な物流現場目指す考えを強調

鴻池運輸・鴻池社長、「人と技術のハイブリッド」で持続可能な物流現場目指す考えを強調

イノベーションセンターで水平展開促進に期待

鴻池運輸の鴻池忠彦社長は3月3日、東京都品川区八潮の物流施設「東京レールゲートWEST」の6階に新設した技術開発拠点「鴻池技術研究所イノベーションセンター」をメディア向けに公開したのに併せて、現地で記者会見した。

この中で、イノベーションセンターを軸に、これまで製造業や物流業、サービス業といった多様な現場で蓄積してきたオペレーションの効率化などのノウハウと最新の自動化技術を組み合わせ、安全で安定した持続可能な物流現場を実現する「人と技術のハイブリッド」を目指す考えを強調。今後も積極的に投資していく姿勢をのぞかせた。


会見する鴻池社長

多様な現場で活躍できる「人材の流動化」推し進める時

鴻池社長は「現場力の強さが当社の特長だが、その分これまで作業を標準化・効率化することが難しかった」と説明。「少子高齢化で若年労働者が不足し、新型コロナウイルスの感染拡大で海外からの技能実習生の来日も困難な今こそ、人と機械のハイブリッド化で(多様な現場で活躍できるようにする)人材の流動化を推し進める時だと考えている」と決意を表明した。

併せて、「今後も必要とされる企業として発展するためには、各現場に蓄積してきたノウハウを一元化・見える化し、水平展開が可能な新技術にしていくことが求められる」と指摘。イノベーションセンターがその役割を果たすよう強い期待感を示した。

会見に同席した鴻池忠嗣取締役兼専務執行役員(新事業開発本部長)はイノベーションセンター開設に関し、2年ほど前から構想を進めてきたと報告。その背景として、過去に発生した重大なフォークリフト災害があったことに触れ、「二度とこのような事故を起こさないとの強い思いを基に、安全な現場を実現する」と狙いを語った。

加えて、「当社グループは新技術導入によるデジタルトランスフォーメーション(DX)など技術革新の取り組みを活発化させている」と述べ、海外のスタートアップ企業とも連携して革新的な技術の採用に動いていることをアピール。安全な職場環境の実現とオペレーションのデジタル化・高度化を両輪で進めていくスタンスを明示した。

鴻池技術研究所の則竹茂年所長はイノベーションセンターで取り扱う技術に関し「当社は人が財産。人とうまく協調するAMRなどを中心に考えていきたい」と話した。

(藤原秀行)

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