引火性液体・毒劇物や高圧ガスなど危険物にも対応
鈴与は5月6日、内航コンテナ船を使った海陸一環輸送サービスの定期寄港地に青森県の八戸港が加わったと発表した。
同社は脱炭素化や循環型社会実現への貢献を目指した取り組みの一環として、北海道から九州までの東西各港をつなぐ内航コンテナ船の定期航路をベースとした同サービスを提供している。
一般貨物に加えて引火性液体・毒劇物・高圧ガスといった危険物、廃プラスチックなどの再生資源、有臭品等の輸送に対応が可能。清水港(静岡県)や市原港(千葉県)にある危険物の保管施設と、「廃棄物及び清掃に関する法律」の積替保管に関する規制緩和措置を活用し、最適なタイミングで貨物の一時保管・輸送を実現している。
輸送には新たに開発したサイドオープンコンテナを導入。従来は車輛後方にあった開口部を側面に設けて作業性を大幅に改善し、作業機械・設備も一般的なものを利用できるようにしている。
海上コンテナ輸送は、CO2排出量の抑制、貨物の飛散・散逸防止等による環境負荷の低減を実現できるとともに、長距離輸送ドライバーの負荷軽減や、災害時に備えた輸送ルートの分散手段として活用を見込んでいる。
(写真はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)