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プロロジスが岩手初のマルチテナント型物流施設開発に着手、10万㎡と東北最大規模見込む

プロロジスが岩手初のマルチテナント型物流施設開発に着手、10万㎡と東北最大規模見込む

北東北3県のハブとして機能、23年冬完成見込む

プロロジスは3月30日、岩手県矢巾町で新たなマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」の起工式を執り行ったと発表した。

同社としては岩手県で初の賃貸物流施設開発。地上3階建てで延べ床面積は9万9592平方メートルと、東北エリアでは最大規模の物流施設になる見通し。賃貸面積の約20%で国内大手3PL企業の入居が決定しているという。具体的な企業名は開示していない。2023年冬の完成を見込む。


完成イメージ(プロロジスプレスリリースより引用)

開発予定地は東北縦貫自動車の盛岡南ICから約4.7キロメートル(約8分)、県道13号からも約1.5キロメートルに位置。盛岡市を中心とする消費地へのアクセスに優れ、3時間以内に南は仙台、北は本州最北まで到達可能。

さらに、国道46号を使えば秋田県への配送も迅速に行えるため、青森・秋田・岩手の北東北三県をはじめ東北地方広域の配送拠点として利用できると見込む。開発地に隣接し、高稼働率を維持している物流集積拠点「岩手流通センター」には大手物流企業などが進出、東北三県の物流ハブとして機能している。

相次ぐ災害への備えや、2024年4月からトラックドライバーの時間外労働への上限規制が厳格化する「2024年問題」への対応として、東北エリアでも拠点分散化ニーズが増加しているのに対応。以前から手掛けている仙台エリアに加え、今後は北東北への中継地点として、開発予定地周辺への立地ニーズが伸長するとみて進出を決めた。

北東北エリアには大型物流施設が少なく、特に各階アクセスにより平面使いができる最新鋭の物流施設は非常に希少な存在。県内でも賃貸用物流施設の空きはほぼなく、北上エリアや花巻エリアからの増床ニーズも見られるため、引き合いは強いと期待している。

上り下り専用のスロープを設け、各階のトラックバースに45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能な仕様を採用。ワンフロア当たり最大の賃貸面積は約1万9000平方メートル、最小面積は約5000平方メートルと設定しており、最大12企業の入居が可能。区画ごとに片面バース、両面バース、高床式、低床式を組み合わせた仕様で、入居企業の多様なオペレーションニーズに応える。

3階は中央車路を挟んだ東西2区画に専用バースを設置。中央車路を採用することで降雨・降雪時にも安全な通行・荷さばきを可能とするほか、寒冷地・積雪対策として、敷地内および建物への融雪ヒーターの設置、除雪スペースおよびチェーン脱着場の整備などを計画している。

「プロロジスパーク盛岡」計画概要
名称:プロロジスパーク盛岡
開発地:岩手県紫波郡矢巾町大字広宮沢
敷地面積:73,713.12㎡(約22,298.22坪)
計画延べ床面積:99,592.21㎡(約30,126.64坪)
構造:地上3階建て、鉄骨造
着工:2022年3月
竣工予定:2023年冬

(藤原秀行)

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