米C&W、茨城・境町で11万㎡のマルチテナント型物流施設開発へ

米C&W、茨城・境町で11万㎡のマルチテナント型物流施設開発へ

24年竣工見込む、東日本の広域カバー可能と期待

米不動産サービス大手のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は4月20日、グループのクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(C&WAM)が特別目的会社(SPC)を通じ、茨城県猿島郡境町でランプウェイ付きのマルチテナント型物流施設「(仮称)LF境古河」の開発用地を取得することを決定したと発表した。

開発用地は約5万平方メートルで、約11万平方メートルの大規模な物流施設を開発する計画。竣工は2024年を見込む。茨城県下で物流施設の開発を手掛けるのは、つくば市の「LFつくば」に次いで2件目。

境町は首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の境古河ICに近接し、首都圏と北関東をつなぐ新4号国道も通っているため、関東と東日本の広域配送拠点として活用できると見込む。

開発する施設はCASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランク認証の取得、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)5スター、ZEB(年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロまたはマイナスの建築物)を見据えた先進建築物を示すZEB Ready認証の取得、太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を計画するなど、環境負荷低減に努める予定。

【物件概要】
施設名:(仮称)LF境古河
所在地:茨城県猿島郡境町
土地⾯積:約50,000平方メートル
延床面積:約110,000平方メートル(予定)
構造:地上4階建て、鉄骨造(予定)
着工:2023年(予定)
竣工:2024年(予定)

(藤原秀行)

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