トヨタ、上海ロックダウンの影響で6月第2週も一部国内工場の稼働停止

10カ所・16ラインで計5日間を追加

トヨタ自動車は5月27日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中国・上海でロックダウン（都市封鎖）が続き、部品の供給が不足しているため、国内工場の一部ラインで6月第2週（6月6～10日）の計5日間、稼働を停止すると発表した。

対象は国内の10工場・16ライン。当該工場は5月から6月第1週にかけ、最長で5日間稼働をストップする方針を公表していたが、さらに稼働停止を拡大する。

トヨタは今回の追加稼働停止による影響台数は約5万台と説明。6月のグローバル生産台数は80万台程度（国内約20万台、海外約60万台）を見込んでいる。5月末には85万台程度と見積もっていたが、上海のロックダウンが直撃、下方修正を迫られた。

ただ、6～8月のグローバル生産台数は平均で月85万台程度、通期生産見込みは約970万台と従来の予想を据え置いた。

6月の稼働停止（全14工場28ライン中、10工場16ライン）