EC成長や大手ドラッグストア進出などによる倉庫需要に対応
センコーグループホールディングス(GHD)は6月30日、石川県白山市で、北陸地区の物流業界で最大級の延床面積を有する拠点「センコー金沢第2PDセンター」を建設すると発表した。竣工は2023年6月の予定。
地上4階建て、延床面積は3万4654平方メートルを計画。センコーGHDが建設した上で、傘下のセンコーが施設を賃借、運営する。
センコー金沢第2PDセンター完成予想図(プレスリリースより引用)
新センターは、北陸自動車道の美川IC、白山ICからともに約6キロメートル、徳光スマートICから約5キロメートル、金沢市内まで約30分。白山市は北陸3県のほぼ中央にあるため、北陸エリア全域への商品供給拠点として高い利便性が期待できるとみている。
北陸地区は小規模な倉庫が多く、延床面積が1万5000平方メートル(約5000坪)を超える大型施設は数少ない。eコマースの成長や大手ドラッグストアをはじめとした全国チェーンの量販店進出など、小規模倉庫では対応できない規模の物流需要が想定されているのに対応する。
新センター屋上全面に敷設する太陽光パネルで電力を賄い、余剰電力を外部に供給するなど、環境に配慮した設備も積極的に導入する。
センコー金沢第2PDセンターの概要
所在地 | 石川県白山市村井2640 |
建物構造 | 鉄骨造 地上4階建て |
敷地面積 | 18,032㎡ |
延床面積 | 34,654㎡ |
設備 | 貨物用エレベーター、ケースソーター、垂直搬送機、クライミングレベラー、移動ラック、太陽光パネル、EV充電設備(乗用車用) |
(藤原秀行)