トヨタ・豊田社長、日野の追加不正発覚で「ステークホルダーに認めていただけるのか問われている」と強い遺憾の意表明

トヨタ・豊田社長、日野の追加不正発覚で「ステークホルダーに認めていただけるのか問われている」と強い遺憾の意表明

当該エンジン搭載のトラック「ダイナ」出荷停止に

トヨタ自動車は8月22日、日野自動車で新たにエンジンの排出ガス認証申請に関する新たな不正行為が発覚したのを受け、豊田章男社長のコメントを公表した。

この中で「日野自動車が、新たな不正の発覚により、ステークホルダーの皆様の期待や信頼を、再度、大きく損なう事態に至ったことは、同社の親会社としても、株主としても、極めて残念に思います」と強い遺憾の意を表明。

「長期間にわたりエンジン認証における不正を続けてきた日野は、ステークホルダーの皆様に認めていただけるのか問われている状況にあると思います。この認識の下、日野がステークホルダーの皆様の信頼に足る企業として生まれ変われるのか注視し、見守ってまいりたいと思います」と厳しい見解を示した。

トヨタは併せて、日野からOEM(相手先ブランドによる製造)で供給を受け、当該エンジンを搭載しているトラック「ダイナ」の2トン積み系(カーゴ、ダンプ)の出荷を停止すると発表した。

(藤原秀行)

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