VC2社から出資受け入れ、普及拡大図る
リニアモータを活用した世界初の都市型立体ロボット倉庫システム「CUEBUS(キューバス)」を提供するCuebusは9月12日、ベンチャーキャピタルの慶應イノベーション・イニシアティブ、AbiesVenturesを引き受け先とする第三者割当増資を実施し、シリーズA(企業創成期)の資金調達を8月31日付で実施したと発表した。
今回の調達で、Cuebusは運営体制強化、ハードウェアとソフトウェア、アプリケーションの開発を促進し、CUEBUSの普及拡大を図る。
CuebusはCUEBUSを軸に、拡大するEC需要に対応した次世代物流サービスの提供を想定。CUEBUSはフレームをつなぎ合わせて縦・横に拡張するユニット構造形式により、大規模だけでなく、都市部の狭い場所でも利用者のニーズや利用環境に併せてフレキシブルな設置と即時稼働が可能。
必要最小限の規模から導入できるので初期投資も最小限に抑えられ、自社で倉庫を持つ事ができなかった中小企業も導入しやすく、圧倒的な利便性とコストパフォーマンスで物流倉庫の生産性向上と人手不足などの課題を解決できると見込む。同時に業務アプリや倉庫管理システムを含めた自社での全システムの開発と販売も行う。
(藤原秀行)※写真はCuebus提供