日本初の運送事業者支援型クラウドファンディング、開始29分で目標額達成

日本初の運送事業者支援型クラウドファンディング、開始29分で目標額達成

オペレーティングリースとリースバック活用、事業資金支援

クラウドファンディングは12月20日、一般投資家からクラウドファンディングで資金を募り、運送事業者を金融面で支援するファンド「モビリティファンド」の第1号案件「モビリティファンド1号」の募集を11月に実施し、開始から29分で目標の3000万円を達成、完売したと発表した。

同社によれば、運送事業者の経営改善を目的としたクラウドファンディングは日本初という。

既に第2弾として1.4億円規模の「モビリティファンド2号」の準備も進めており、12月中にも募集を開始する予定。「所有から利用する時代へ」のトレンドに合わせて今後もモビリティファンドを組成し、広く運送事業者の経営環境の改善、ドライバーの待遇改善を図る。


(クラウドファンディング提供)

クラウドファンディングが組成したモビリティファンドは、インターネットで投資家から集めた資金を使って運送事業者が保有する車両を購入し、そのまま同じ運送事業者にオペレーティングリースする「リースバック方式」を原則として採用。運送会社に対しては資金調達の支援を行い、投資家に対してはリース料等の収益から配当を支払う。

運送業界では近年、車両価格や人件費の継続的な高騰によって収益性が低下。直近でも新型コロナウイルスの影響長期化、燃料費やアドブルー(排ガス浄化液)の価格高騰なども相まって経営環境が急速に悪化しており、資金繰りの改善が求められている。

モビリティファンドは資金需要に応え、運送事業者の経営改善をバックアップする。運送事業者の資金調達は金融機関による融資やリース、車両売却が一般的だが、モビリティファンドはリースバック方式を生かすことで、車両売却後もそのまま同じ車両を導入前と変わらず利用できるようにしている。既にリース中の車両であっても対応が可能で、場合によっては毎月のリース料を削減できることもある。

(藤原秀行)

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