関東エリアに続き、納品業務効率化図る
日本アクセスは4月5日、フローズン業界が抱える冷凍物流のドライバー不足や高齢化、長時間待機問題といった課題を解決し、大幅な効率化を図るため整備を進めている物流拠点「フローズンマザー物流センター」を、新たに近畿エリア(大阪市)に開設し、3月に稼働を開始したと発表した。
横浜冷凍(ヨコレイ)が大阪湾岸の夢洲エリアで展開している冷凍・冷蔵倉庫を活用している。
新設した近畿フローズンマザー物流センター(日本アクセス提供)
フローズン業界では手荷役による長時間作業が一般化し、長時間納品に起因した納品車両の長時間待機が課題となっている。日本アクセスは課題解決に向け、一貫パレチゼーションを推進。その取り組みを広げるための拠点としてフローズンマザー物流セン
ターを2022年1月、関東エリアに新設した。
エリア内の仕入れ機能を集約し、生産・販売計画を共有。車両単位・パレット単位で発注し、一貫パレチゼーションを促すことで、納品業務の効率化と業務由来のCO2削減を実現している。
今後は、関東エリアと近畿エリアを含め、現行の第8次中期経営計画(2021~24年度)中に全国6エリアへの展開を予定している。各拠点を活用し、フローズン業界全体での一貫パレチゼーションを実現させていきたい考え。
【近畿フローズンマザー物流センター概要】
センター名 | 近畿フローズンマザー物流センター |
稼働日 | 2023 年 3 月 27 日発注分、翌 28 日納品分から |
所在地 | 大阪府大阪市此花区夢洲東 1-2-12 横浜冷凍夢洲物流センター内 |
センター長 | 宮里 浩史 |
対象拠点 | 近畿エリア内汎用センター10 拠点+TPL センター2 拠点へ納品 |
(藤原秀行)