長瀬産業、遠隔管制システム搭載の空港地上作業用自律運転けん引車で実証実験

長瀬産業、遠隔管制システム搭載の空港地上作業用自律運転けん引車で実証実験

関空で機材運搬を想定

長瀬産業は4月10日、事業開発に携わっている仏EasyMile(イージーマイル)製自律運転けん引車「TractEasy(トラクトイージー)」にパナソニックホールディングス開発の遠隔管制システム「X-Area Remote(クロスエリアリモート)」を採用・搭載し、関西空港でPeach Aviation(ピーチアビエーション)や空港運営の関西エアポートと協力して動力供給機材の運搬を想定した実証実験を4月3日に始めたと発表した。期間は4月13日まで。


(長瀬産業提供)

実証実験は関西空港エアロプラザビル内のPeachオフィスから「TractEasy」を遠隔操作し、航空機の動力供給機材の運搬を想定した安全性や走行能力、遠隔操作・監視システムの操作性や実用性を検証している。

長瀬産業はこれまで人手不足や作業効率化を課題とする様々な業界に対し、自律運転けん引車「TractEasy」の導入拡大に向けた実証を重ねてきた。2022年11月に行った製造現場の機材運搬実証に続き、今回は空港内の地上作業における運搬実証。今後も、貨物輸送自動運転プラットフォームの社会実装を見据え、車両の実証試験とサービス事業化を進め、空港・港湾を中心とした物流業界への導入拡大を図る。

(藤原秀行)

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