大和ハウス、群馬・太田で「2024年問題」踏まえた中継物流拠点としても対応可能なマルチ型施設開発に着手

大和ハウス、群馬・太田で「2024年問題」踏まえた中継物流拠点としても対応可能なマルチ型施設開発に着手

2.1万㎡、24年3月竣工予定

大和ハウス工業は4月17日、群馬県太田市でマルチテナント型物流施設「DPL群馬太田」(地上2階建て、延床面積2万830㎡)に着手したと発表した。


「DPL群馬太田」外観パース

同社は群馬県内で計4カ所、総延床面積約6.7万㎡の物流施設開発を手掛けてきた。今後も需要が見込めると判断した。

DPL群馬太田は東北自動車道の岩舟JCTと関越自動車道の高崎JCTを結ぶ北関東自動車道の太田桐生ICまで約3.2kmの場所に位置。首都圏や関東地方向けの物流拠点として運用することを想定している。トラックドライバーの時間外労働の上限規制が適用される「2024年問題」にも対応可能な中継物流施設としての機能も備える。

最大2テナントが入居可能な設計を採用。各区画に荷物用エレベーターを1台採用するとともに、垂直搬送機の新設も可能にする。

首都圏全域はもとより、関東地方や東北地方、甲信越地方などへの配送にも適し、各地への中継物流施設としても好立地。産業団地「太田リサーチパーク」内に位置し、周辺には産業団地「おおた渡良瀬産業団地」が立地するため、周辺の産業団地内の工場で生産する商品の保管場所としても利用できると見込む。

トラックバース26台分を設けたり、荷さばきスペースも確保したりするなど、テナント企業の効率的な物流オペレーションをサポートする。


周辺図(いずれも大和ハウス工業提供)

■建物概要
名称:「DPL群馬太田」
所在地:群馬県太田市吉沢町970
交通:北関東自動車道「太田桐生インターチェンジ」まで約3.2km
   JR両毛線「小俣」駅から約5km
敷地面積:16,697.35㎡(5,050.95坪)
建築面積:11,256.64㎡(3,405.13坪)
延床面積:20,830.94㎡(6,301.36坪)
賃貸面積:20,070.34㎡(6,071.30坪)
構造・規模:鉄骨造・地上2階建て
建物用途:マルチテナント型物流施設
事業主:大和ハウス工業株式会社
設計:大和ハウス工業株式会社
施工:大日本土木株式会社
着工日:2023年4月17日
竣工日:2024年3月15日(予定)

(藤原秀行)

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