米資産運用大手ブラックロック運営の私募ファンド、伊藤忠など開発の物流施設取得

米資産運用大手ブラックロック運営の私募ファンド、伊藤忠など開発の物流施設取得

自社グループ系Jリート以外への譲渡も拡大

伊藤忠都市開発は6月29日、伊藤忠商事や山陽電気鉄道と共同で開発した「箕面物流センター(仮称)」(大阪府箕面市)を、米資産運用大手ブラックロックのオルタナティブ部門が運用する私募ファンドに譲渡したと発表した。譲渡額は開示していない。

箕面物流センター(仮称)は今年1月に竣工。地上4階建て、延床面積は4万2582㎡。新名神高速道路の箕面とどろみICから約1.5kmに位置。関西圏広域をカバー可能で労働力確保にも強みを持つエリアの特性、建物の形状やスペックなどがブラックロックのオルタナティブ部門リアルエステート部のニーズに合致した。


施設外観

伊藤忠グループは国内で36件・約46万坪の物流施設開発の実績を重ねている。これまではグループで開発した物流施設は、伊藤忠グループが物件供給スポンサーを務めているJリートのアドバンス・ロジスティクス投資法人への譲渡がメーンだったが、今後は国内外の機関投資家への譲渡も広げていく構え。


休憩室

【物件概要】
名称
箕面物流センター(仮称)
所在地
大阪府箕面市森町西2-4-1
交通
新名神高速道路「箕面とどろみIC」約1.5km
用途
倉庫・事務所
敷地面積
20,166.91㎡(6,100.49坪) 
延床面積
42,582.33㎡(12,881.15坪)
構造・規模
鉄骨造、地上4階建 スロープ型物流施設
設計・施工
株式会社鴻池組
竣工
2023年1月末

(藤原秀行)※いずれも伊藤忠都市開発提供

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