自動ケースハンドリングロボと連携可能に
中国の海柔創新（HAI ROBOTICS、ハイロボティクス）系のHAI ROBOTICS JAPAN（HRJ）は7月31日、主力製品の物流ロボットACR（Autonomous Case-handling Robot、自動ケースハンドリングロボット）と協調して製品を運搬できるAGV型ロボット「HAIFLEX（ハイフレックス）」を8月1日、日本国内で発売すると発表した。
「HAIFLEX」は最大1000kgの製品を搬送することが可能。1ケースごとにピッキングするACRに加え、パレットやロールコンテナといった大型SKUの保管と両立して倉庫内を管理できるようになると見込む。
「HAIFLEX」は物流ロボットの開発・販売・導入をグローバルで展開するハイロボティクスが、世界中の顧客から物流ニーズを集め、開発にこぎ着けた。高性能のLiDARセンサーによる障害物回避、バッテリーマネージメント機能を搭載している。
AGV型ロボット「HAIFLEX」
■HAIFLEX製品概要
K600A-E2（仮称） 積載量: 600kg
K1000A-E2（仮称） 積載量: 1000kg
「HAIFLEX」前面
「HAIFLEX」背面
DMコードナビゲーションと慣性ナビゲーション、オプションのSLAMナビゲーションにより、障害物回避、自律的な充電などの機能を装備。ACRと連携し、複数のディメンションのSKUに適応。エレベーターやドアの制御、携帯情報端末（PDA）などの機器への接続、パレットやラック、ロールコンテナ、プットカートといった複数の運送業者に適応する高い互換性を有している。
「HAIFLEX」は今年9月13～15日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催の「国際物流総合展INNOVATION EXPO2023」に出展する予定。
国際物流総合展出展のイメージ
（藤原秀行）※いずれもHRJ提供
