C&W、奈良県で2棟目のマルチ型物流施設が竣工

C&W、奈良県で2棟目のマルチ型物流施設が竣工

3.7万㎡、最大4テナント入居可能

米系不動産サービス大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W)は8月8日、傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(CWAM)が奈良県生駒郡安堵町で開発を進めてきたマルチテナント型物流施設「LF奈良ANNEX」が竣工したと発表した。同県内では2棟目となる。


南東面外観

LF奈良ANNEXは地上4階建て、延床面積約3万7600㎡のボックス型物流施設。柱スパンは間口11.5m×奥行き9.5m、倉庫の梁下有効高さ5.5m、床荷重1.5t/㎡を確保し、荷物用エレベーターを4基、垂直搬送機を4基実装しており、さらに、2基増設の将来対応が可能。

最大4テナントが入居可能で、最小面積約7900㎡から1棟全体まで幅広く利用できるようにしており、効率的な荷役業務を可能にしている。アメニティとして共用部に休憩室を設けて、施設利用者に便利で快適な環境を提供するよう努めている。

西名阪自動車道の大和まほろばスマートICから約1.5km、法隆寺ICから約3kmの位置に立地し、近畿圏主要都市へのアクセスに強みを持つ。周辺は奈良県最⼤の昭和⼯業団地を中⼼とする産業集積エリアで、県内の地域配送拠点や、大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要を見込んでいる。

所在地から15分圏内に約8.5万人、30分圏内に約42万人の労働人口を抱えており、雇用確保の観点からも優位性があるとみている。


南東面外観


南西面外観


トラックバース


倉庫スペース


エントランス


事務室

建築環境総合性能評価システムCASBEE Aランク認証、建築物省エネルギー性能表示制度 BELS5スター、ZEB Ready認証を取得。太陽光発電事業者による屋根への太陽光発電設備の設置を予定しているほか、24時間対応の非常用発電機を備えるなどBCPも考慮している。

(藤原秀行)※いずれもC&W提供

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