米アマゾン、医薬品のドローン配送を試験的にスタート

米アマゾン、医薬品のドローン配送を試験的にスタート

注文から1時間以内、自宅の指定場所に空輸

米アマゾン・ドット・コムは10月18日、ドローンを使った医薬品配送サービスを、米国内の一部エリアで試験的にスタートしたと発表した。

アマゾンが展開しているオンライン薬局「Amazon Phamacy(アマゾンファーマシー)」で注文すると、1時間以内に処方薬を利用者の自宅に空輸する。

サービスはまず米テキサス州カレッジステーションで実施。対象エリアは段階的に広げていくことを想定している。


ドローンによる医薬品配送の様子(アマゾンウェブサイトより引用)

アマゾンファーマシーでは、風邪やインフルエンザ、肺炎などの疾患に対して500種類以上の薬を注文、ドローン配送することが可能。専用の配送センターでスタッフが積み込む。

利用者があらかじめ指定した地点の上空にドローンが着くと、荷物を切り離して落とし、配送センターに戻る。

アマゾンは併せて、医薬品以外のドローン配送サービス「Prime Air(プライムエアー)」について、現在展開している米国内の2カ所に、2024年中をめどに1カ所を追加するとともに、米国以外に英国とイタリアでも実施する計画を公表した。

(藤原秀行)

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