大和ハウスとCBRE IM、大林組が神戸で共同開発のマルチ型物流施設竣工:甲子園球場3.8個分

大和ハウスとCBRE IM、大林組が神戸で共同開発のマルチ型物流施設竣工:甲子園球場3.8個分

東西2棟で構成、ポートアイランドまで10km

大和ハウス工業は11月10日、神戸市でCBREインベストメントマネジメント・ジャパン(CBREIM)、大林組の両社と組み開発してきたマルチテナント型物流施設「神戸長田物流センター」のうち、東棟が竣工したと発表した。今年7月に完成済みの西棟と合わせて計2棟で構成している。


西棟外観


東棟外観

大和ハウスは関西地区でECの伸びに伴うマルチテナント型物流施設の需要増などに対応するため、大規模なマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」(2022年8月竣工)や「DPL 兵庫川西」(今年10月竣工)を手掛けてきた。今回の物件もその流れの一環。

「神戸長田物流センター」は総延床面積が甲子園球場3.8個分に相当する約14.5万㎡。貸床面積約4000㎡から入居可能で、最大12社(西棟8社、東棟4社)の入居が可能。

阪神高速3号神戸線の若宮ICから約1.2km、湊川ICから約2.3km。近畿エリアをはじめ中四国地方への配送拠点として対応可能な立地とみている。人工島の神戸ポートアイランドまで10kmで、神戸港へのアクセスにも強みを持つ。

JR山陽本線の鷹取駅から約950mと徒歩圏で、近隣には生活環境が整った住宅団地もあり、職住近接の就労環境が期待できるとみている。西棟・東棟それぞれに就労環境向上のため館内従業員用の休憩スペースを設置した。

■「神戸長田物流センター 西棟」の建物概要
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町10番1 他
敷地面積:50,181㎡
延床面積:84,600㎡
賃貸面積:倉庫(トラックバース含む)約69,000㎡、事務所 約3,000㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造3階建て
設計・施工:株式会社大林組
着工日:2022年2月1日
竣工日:2023年7月14日
駐車台数:乗用車183台

■「神戸長田物流センター 東棟」の建物概要
所在地:兵庫県神戸市長田区駒ヶ林南町8番1 他
敷地面積:28,877㎡
延床面積:61,786㎡
賃貸面積:倉庫(トラックバース含む)約54,000㎡、事務所 約1,800㎡
構造・規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造4階建て
設計・施工:株式会社大林組
着工日:2022年2月1日
竣工日:2023年10月13日
駐車台数:乗用車138台

(藤原秀行)※いずれも大和ハウス提供

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