JR貨物の3月輸送量は278万1000トンで前年同月比5.9%減

JR貨物の3月輸送量は278万1000トンで前年同月比5.9%減

増加はエコ関連物資とセメント・石灰石の2品目

JR貨物が4月17日に発表した「輸送動向について(2019年3月分)」によると、当月の輸送量は前年同月比5.9%減の278万1000トンだった。コンテナはエコ関連物資以外の品目がいずれも前年同月を割り込んだほか、車扱は暖冬・少雪により灯油などの石油製品需要が低調だったことが影響した。

コンテナは5.5%減の200万5000トン。エコ関連物資は25.9%増と引き続き堅調に推移したが、北海道産野菜の生育不良による在庫薄から農産品・青果物は9.6%減と低調だった。食料工業品、積み合わせ貨物、自動車部品は顧客各社の物流体系見直しなどに伴い九州発着が減少。化学工業品、化学薬品は年度末の在庫調整が影響した。このほか引っ越し荷物が働き方改革による分散化の進展によって減少したことを挙げている。

車扱は6.9%減の77万6000トン。セメント・石灰石が3.4%増とプラスに転じたものの、暖冬で石油が8.8%減少したほか車両、その他もマイナスとなった。

(鳥羽俊一)

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