清水建設と連携、業務効率化を促進
サービスロボット開発を手掛けるテムザック（京都市）は12月7日、病院向けの「自動搬送ロボット」を新たに開発したと発表した。
社会医療法人誠光会の淡海医療センター（滋賀県草津市）と清水建設が取り組む病院業務の効率化・自動化促進プロジェクト「DX-Core スマートホスピタル構想」の具現化に向け、同センターに新ロボットを提供した。
病院向け自動搬送ロボット
多くの医療サービスが人手に依存していることや、様々な医療系システムが導入されながらデータ連携が図られていないことなどから、経営が悪化している医療機関が増加。テムザックはそうした課題の解決を目指し、スタッフの生産性向上を図るDXの一つとして、テムザック製「自動搬送ロボット」による処方薬の院内搬送を実装した。
現在は夜間帯での処方薬の自動搬送を実践しており、今後さらに、1日を通してリネン・食事・検体・書類など多岐にわたる搬送業務や、タブレットによる遠隔服薬指導（DX-Core機能）などの運用も予定している。
旧来は人が行っていた搬送業務をロボットに任せることで業務効率化を図り、スタッフの負担軽減と医療サービスの充実、医療満足度の向上を後押ししていきたい考えです。
主な機能
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名称 |
自動搬送ロボット |
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サイズ |
W 840 x L 920 x H 1200 [mm] |
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ロッカー内寸 |
W 800 × L 800 × H 500 [mm] |
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重量 |
110kg |
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最大積載量 |
30kg |
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走行速度 |
1.1km/h |
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段差 |
1.5[cm] |
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駆動時間 |
約8時間 |
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充電 |
プラグイン、自動充電対応 |
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通信 |
Wi-Fi対応 |
建物OS「DX-Core」は建物とデジタルを融合させ各種設備機器同士の連携をローコード（プログラムレス）で可能にすることで新しいサービスを生み出す、清水建設が開発した建物の次世代デジタルプラットフォーム。
DX-Core（いずれもテムザック提供）
（藤原秀行）
