国際民間航空機関(ICAO)議長選に国交省の大沼航空局次長擁立を決定

国際民間航空機関(ICAO)議長選に国交省の大沼航空局次長擁立を決定

日本人初、25年11月実施予定

国土交通省は1月16日、2025年11月にカナダのモントリオールで実施予定の国際民間航空機関(ICAO)理事会議長選挙に、同省の大沼俊之航空局次長(54)を日本政府の候補者として擁立すると発表した。ICAOトップの理事会議長選に日本人が出馬するのは初めて。

ICAOは1944年に発足した国連の専門機関で、193カ国が加盟。現在の議長のサルバトーレ・シャキターノ氏は任期が25年末まで。

大沼次長は東京大学法学部を卒業後、1992年4月に旧運輸省(現国交省)へ入省し、航空局の航空事業課長や国際航空課長、会計課長などを務め、23年6月より現職。航空交渉や脱炭素、航空管制などに携わってきた。2001年から2年間、ICAO法律局で勤務した経験もある。


大沼次長(国交省報道発表資料より引用)

(藤原秀行)

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