センコーが大阪・高槻に新物流拠点開設へ、「2024年問題」踏まえダブル連結トラックの中継ポイント活用も想定

センコーが大阪・高槻に新物流拠点開設へ、「2024年問題」踏まえダブル連結トラックの中継ポイント活用も想定

神鋼不動産の開発案件を4.7万㎡賃借

センコーは2月19日、大阪府高槻市で今年8月に新たな物流拠点「高槻PDセンター」を開設すると発表した。


高槻PDセンターが入る物流施設のイメージ

新センターは外部倉庫を賃借し、使用面積は4万6664㎡。センコーは詳細を開示していないが、神鋼不動産の開発物件に入居する。

新名神高速道路の高槻ICから約5km、名神高速道路の茨木ICから約7km。大阪・京都中心部の中間に位置し、関西圏全域を管轄する広域輸送が可能と見込む。

災害に強い内陸部の倉庫が注目される中、新センターは土砂災害リスクがない平地で排水インフラも整備されており、災害時の物資保管や配送ニーズにも対応していく構え。

センコーは「2024年問題」を考慮し、顧客の荷主が生産や物流拠点を東西に分散させる動きに対応するため、関西ハブ拠点を増強するとともに、軽貨物配送サービスの強化やダブル連結トラックなどの中継拠点として新センターの活用を進める構想を進めている。

「高槻PDセンター」概要

所在地 大阪府高槻市南庄所町23-1
建物構造  鉄骨造 地上4階建 耐震構造
延床面積 46,664㎡(賃借部分)
設備 バース(1階:24台、3階:22台)、貨物用EV、垂直搬送機、ドッグレベラー、非常用発電機

(藤原秀行)

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