定期便化目指す
全日本空輸(ANA)は3月15日、熊本県、熊本国際空港株式会社と連携し、世界的半導体メーカーの熊本県進出による旺盛な貨物輸送需要に応えるため、定期便化を見据えて3月29日に阿蘇くまもと空港へ初めて貨物専用大型機ボーイング777型フレイターを運航すると発表した。
熊本県が昨年10月に策定した「新大空港構想」に掲げる「空港機能の強化」に資する取り組みの一環。ANAは貨物専用大型機の定期便化を目指す。
ANAは半導体関連の国際輸送需要を見据え、昨年10月に阿蘇くまもと空港へ電子通関システム(NACCS)を導入。通関手続きの簡素化が可能になった。今回の貨物輸送ではANAとして初めて同空港でのNACCSを活用した輸入税関業務を行う。
併せて、ANAは衝撃リスクに配慮した精密機器のための輸送サービス「PRIO SENSITIVE」を提供しており、貨物専用大型機でしか輸送できない半導体製造装置などの輸送需要に対応していく構え。
【運航スケジュール】
(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用