三井住友海上、スマホ操作「ながら運転」防止アプリを法人向けに開発

三井住友海上、スマホ操作「ながら運転」防止アプリを法人向けに開発

専用車載器端末と連動し自動で操作不能に

三井住友海上火災保険は5月27日、フジサンケイグループでシステム開発などを手掛けるフジミック新潟(新潟県十日町市)と連携し、スマートフォンを操作しながらの運転を防止する法人向けアプリを開発したと発表した。

Bluetooth機能をオンにしているスマホの位置を特定する「Beacon(ビーコン)」技術を備えた専用車載器端末とアプリを連動させ、運転中の電話着信やアプリ操作を制限する。今年夏ごろをめどに端末の提供を開始したい考え。アプリは無償、端末は有償とする予定。

アプリは車に乗って端末の1メートル以内に近付くと自動的に起動。加速度センサーで一定速度を超えたと認識すれば強制的にドライブモードへ変更、着信履歴のみ残るようにする。同時に、アプリを使おうとするとホーム画面へ戻されるプログラムを作動させる。

併せて、企業の管理者が専用のウェブサイトから各従業員のアプリ起動状況や急加速・急ブレーキといった運転の有無を確認できるようにし、安全運転浸透支援にも活用可能にする予定だ。


アプリの利用イメージ(三井住友海上火災保険プレスリリースより引用)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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