ソラコムとフレクト、車両管理クラウド「Cariot」事業の合弁で展開へ

ソラコムとフレクト、車両管理クラウド「Cariot」事業の合弁で展開へ

10月開始、先進的なソリューション開発目指す

ソラコムとフレクトは7月26日、フレクトが2016年から展開している車両運行業務効率化支援サービス「Cariot(キャリオット)」事業を、両社による合弁に移行すると発表した。

合弁会社「キャリオット」を同日付で設立、同事業を承継させる。当初はフレクトの100%子会社として立ち上げた後、株式の51%をソラコムに譲渡する。事業開始は今年10月の予定。

両社は協業を通じて、より多くの企業に先進的な車両管理ソリューションを提供、業界全体の発展を後押ししたい考え。

Cariotは「クルマと企業をつなぐドライバー働き方改革クラウド」と称して、法人車両のリアルタイム位置情報活用と車両管理業務のDXにより、現場の業務効率化と安心・安全の確保に努めてきた。

ソラコムは、IoTサービス「SORACOM(ソラコム)」を展開し、世界180以上の国・地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供している。併せて、成長戦略の一環として車両に搭載した端末から情報を収集する「コネクテッドカー」領域への注力を掲げている。

両社はこれまでにもビジネスパートナーとして連携しており、フレクトはソラコムのパートナープログラム「SORACOMパートナースペース」(SPS)で16年にSPS認定済パートナーとなった。23年にはCariot事業で最もビジネスに貢献した企業を表彰する「SPSアワード2023 ビジネス・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

新たな合弁会社の概要

会社名

株式会社キャリオット

本社

東京都港区芝浦一丁目1番1号

代表者

代表取締役 黒川 幸治

代表者

事業開始予定時期:2024年10月予定

(藤原秀行)

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