広域配送の中継拠点にも、25年10月竣工見込む
日本GLPは8月1日、大阪府枚方市で総延床面積約3万4400㎡のマルチテナント型物流施設「GLP 枚方Ⅳ」を開発すると発表した。最大2社が入居できる設計とする計画で、竣工は2025年10月末の予定。
「GLP 枚方Ⅳ」は国道1号線沿いの京阪を結ぶ交通の要衝に位置し、27年に全線が開通予定の新名神高速道路と第二京阪道路が交差するエリアに所在している。
大阪市内まで約20㎞、京都市内まで約25kmと京阪の中継輸送にも適しているとみている。
近畿自動車道の守口JCTより約8km、第二京阪道路の交野南ICより約7km、新名神高速の高槻ICより約8kmと主要高速3路線にアクセス可能。
1階部分は通常トラックバースとして使用されるが、夜間などの特定の時間帯には全面駐車場として利用できるように区画することで、効率的な物流オペレーションに貢献することを想定。
賃貸借区画を営業所として登録することにも対応する。
1階にはインナー車路を整備し、周辺への音・光漏れの防止や雨風をしのいだオペレーションを実現する。各区画にはエントランスを1つずつ設け、高いセキュリティーレベルを確保する。
庫内には荷物用エレベーターを各テナントに1基、垂直搬送機を3基設置し、入居企業の物流オペレーションの効率化を支援する。
「GLP 枚方Ⅳ」施設外観イメージ
ラウンジイメージ
屋上に設置予定の太陽光発電設備により、建物が必要とする想定電力量の約40%を太陽光による自家消費で賄える見込み。入居企業の電気代を一定程度削減できるほか、CO2排出量を年間約220t削減できると見積もっている。
太陽光スキーム図
■施設概要
施設名:「GLP枚方Ⅳ」
所在地:大阪府枚方市走谷一丁目47番1
敷地面積:約16,000㎡
延床面積:約34,400㎡
構造:地上4階建て、耐震S造
着工:2024年8月(予定)
竣工:2025年10月末(予定)
認証取得:CASBEE A認証、ZEB Ready認証(予定)
(藤原秀行)※いずれも日本GLP提供