既存施設を改修、10月に営業開始予定
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は9月27日、2020年にグループ入りした米国の物流企業MD Logisticsが、米インディアナ州プレインフィールドの既存倉庫北側エリアを医薬品専用施設に改修、今年10月に営業を始めると発表した。
倉庫外観
冷蔵倉庫内観(いずれもプレスリリースより引用)
インディアナ州は米国中西部における医薬品製造の中心地として知られ、多くの医薬品関連企業が拠点を構えている。ライフサイエンス・医薬品業界は拡大を続けており、医薬品やバイオ製品の製造・品質管理に関する米国の規制基準「cGMP」に準拠した温度管理可能な施設の必要性が高まっている。
そうした潮流に対応するため、既存倉庫の一部をcGMPに準拠した医薬品専用施設に鞍替えすることにした。
改修するのは約3万7000㎡の面積を持つ、MDのネットワーク内最大規模の倉庫。約1万8500㎡の北側エリアを、最先端のライフサイエンス・医薬品専用施設に変える。
倉庫は定温エリア(摂氏15~25度、約1万4784㎡)、冷蔵エリア(摂氏2~8度、約3716㎡)の2温度帯で構成。安全で高品質な医薬品物流サービス提供のため温度監視システムや発電機など、停電といったトラブルにも対応可能な最先端設備を備える。
倉庫の概要
所在地 | 700 Perry Rd. Plainfield, IN 46168 |
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北側エリア面積 | 200,000 sq/ft(約18,581㎡) |
対応温度帯 | 摂氏2~8度/摂氏15~25度(2温度帯) |
主要設備 | 定温倉庫、冷蔵倉庫、温度監視システム、監視カメラ、アクセス制御、発電機 |
営業開始日 | 2024年10月予定 |
(藤原秀行)