リソースの有効活用で効率向上、「2024年問題」対応など図る
金型部品製造・販売大手のパンチ工業は5月13日、神奈川の既存物流拠点「東京ロジスティクスセンター」を移転すると発表した。
現在は横浜市でSGリアリティが運営している物流施設に入居しているが、10月中旬をめどに、川崎市の東扇島エリアでミスミグループ本社が展開している「ミスミ東日本流通センター」内に移る。
パンチ工業は2024年10月、ミスミグループ本社と資本・業務提携契約を結んでおり、両社が保有するリソースの有効活用などを図る方針を打ち出している。
協業の一環として、パンチ工業の日本事業における物流拠点をミスミグループの物流インフラと統合することにした。両社は物流効率を高め、「物流2024年問題」による輸送力不足やコストアップに対応するとともに、一層の業務効率化を目指す。
両社は既に、国内で商品を相互供給するなどの協業も開始している。
移転する物流拠点
東京ロジスティクスセンター(神奈川県横浜市神奈川区守屋町3-11 SGリアルティ横浜3F北)
移転先の物流拠点(2025年10月中旬移転予定)
東京ロジスティクスセンター(神奈川県川崎市川崎区東扇島7-1 株式会社ミスミ東日本流通センター内)
(藤原秀行)