サンケイビル、東北初の自社開発物流施設が宮城・富谷で完成

サンケイビル、東北初の自社開発物流施設が宮城・富谷で完成

1.5万㎡、広域と仙台市内の双方配送カバー可能と見込む

サンケイビルは10月30日、宮城県富谷市で新たなマルチテナント型物流施設「SANKEILOGI仙台泉」が10月31日に竣工すると発表した。

同社が自社開発した物流施設が東北エリアで完成するのは初めて。「SANKEILOGI」シリーズとしては第6弾となる。地上4階建て(倉庫床は3階分)、延床面積は1万5185㎡。



ハザードマップ上、浸水・土砂災害想定区域に該当していない高台エリアに位置。企業のBCPニーズに対応できるとみている。

東北自動車道の泉ICから1.6㎞、国道4号線も交わる立地。仙台市内まで30分圏内。東北エリアの配送と市内配送のいずれもカバー可能と想定している。

床荷重は1.5t/㎡、天井高は5.5m(最上階は6.5m)、柱スパンは10m以上を確保。荷物用EV・垂直搬送機を各2基設置し、標準仕様に加えて事務所を2カ所に配置しており分割対応も可能。

分割した場合、倉庫貸し床がそれぞれ約1700坪に割れ、周辺の顧客ニーズに沿ったサイズ感で貸し出しできるようになるという。

654kWの自家消費型太陽光発電システムを備え、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」で最高ランクの6つ星および「ZEB」の評価を取得済み。

倉庫仕様
・プラットフォーム:高床式 1.0m
・梁下有効天井高:5.5m、3 階部分は 6.5m
・床加重:1.5t/㎡
・垂直搬送機:2 基
・荷物用 EV:2 基
・ドックレベラー:1 基実装(1 基将来対応可)
・バース数:16 台



物件概要

名称 SANKEILOGI 仙台泉
所在地 宮城県富谷市上桜木 2-5-3(住居表示)
交通 東北自動車道「泉」IC 約 1.6km、バス停「明石台四丁目北」徒歩約 3 分
敷地面積/延床面積 8,651.66 ㎡(2,617 坪)/15,185.16 ㎡(4,593 坪)
構造/規模 S 造/地上 3 階建
設計・施工 鉄建建設株式会社 東北支店
着工 2024年9月
竣工 2025年10月

(藤原秀行)※いずれもプレスリリースより引用

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