三井不動産、埼玉・入間で8.7万㎡のマルチ型物流施設竣工

三井不動産、埼玉・入間で8.7万㎡のマルチ型物流施設竣工

自然との共生重視、防災対応にも配慮

三井不動産は2月5日、埼玉県入間市で新たなマルチテナント型物流施設「MFLP入間I」が竣工したと発表した。

併せて、地元の入間市と「災害時における地域防災力向上のための協定」を締結した。三井不動産として初の物流施設とアウトレットが連携した防災拠点を構築。太陽光発電の余剰電力を「三井アウトレットパーク入間」で活用するなど、地域と一体となる環境配慮型の施設づくりを実施する。



敷地の約2割を森林として保全し、MFLPで2物件目となる「BIOPHILIC LOGISTICS CENTER」(外構部の緑地と施設内の共用部を一体化させる設計により、施設内で働く人が自然を感じられることで疲労感やストレスが低減され、創造性や生産性、幸福度の向上などを目指した物流施設・商標取得済み)として、内装にBiophilic Design(バイオフィリックデザイン)を採用。入間市が主産地の狭山茶と、日本の伝統技術の左官を融合させたアートを導入し、ワーカーに癒しを提供すると共に、地域や地元の魅力を発信

中央自動車道と関越自動車道を結ぶ圏央道の入間ICに隣接。全国への配送拠点と国道16号線を利用した市内配送の両方に使えると見込む。周辺には「三井アウトレットパーク入間」をはじめ多くの生活利便施設があり、入居企業の人材確保でも優位性があるとみている。

ランプウェイ型の地上4階建て、延床面積は約8.7万㎡。各階へ直接45ftのセミトレーラーが接車可能な片面バースを採用し、最大10テナント分割に対応できる。防災面では、72時間対応の非常用発電を備え、災害時にも入居企業のBCP対応をサポートする。

防災協定に基づき、食料・物資などの備蓄品を保管可能な場所として、ランプウェイ下に備えた防災備蓄倉庫を入間市に提供する。

併せて、敷地西側に隣接する「三井アウトレットパーク 入間」の従業員駐車場(約7000㎡)を災害時の臨時の避難所・物資受け入れスペースとして活用する。さらに、敷地内に設置した「防災パーク」には、非常時対応型自販機や、かまどベンチ、停電時に各種デバイスなどの充電に対応可能なソーラーライト・蓄電池を配置し、地域防災機能の強化を後押しする。


防災パーク(イメージ)



約1.7MWの太陽光パネルを屋上に全面設置し、余剰電力は「三井アウトレットパーク入間」で活用。LED照明やLow-Eガラスといった省エネ機器を採用し、敷地内にEV(電気自動車)充電器を設置するなどの環境に配慮した取り組みを行っており、CASBEE Aランク、ZEB 、DBJ Green Building認証なども取得する予定。


PRサインには入間市のマスコットキャラクター「いるティー」を採用(建物南側壁面)


PRサイン(建物北側ランプウェイ)

西側の道路を9mに拡幅整備し、歩道においても一定の明るさを確保できるように敷地内の照明の配置や照度などを配慮。夜間も地域の人々が安心して通ることができる道路として整備している。

当該地は、もともと森林だった特徴を活かしながら、生態系を保護し、周辺環境への影響を最小化するため、敷地の約2割を森林として保全した。シンボルツリーのヤマザクラ(山桜)など、既存樹木の一部を保全して敷地外構部に移植するとともにに、地元の植生を考慮した3m以上になる高木性の樹木なども植栽。総数約1700本(高木のみで約400本)の樹木により、自然とのつながりを感じられる「BIOPHILIC LOGISTICS CENTER」にふさわしい景観を形成している。


狭山茶×左官アート(4階ラウンジ)

名称 三井不動産ロジスティクスパーク入間I(MFLP入間I)
所在 埼玉県入間市大字小谷田1256-1
敷地面積 38,404.20㎡(約11,617.27坪)
延床面積 86,808.50㎡ (約26,259.57坪)
規模・構造 4階建て・シングルランプ・RC-S造
設計者・施工者 東急建設株式会社
竣工 2026年1月31日



(藤原秀行)※いずれも三井不動産提供

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