「サザンゲート」活用想定、リードタイム短縮など効果見込む
NTTロジスコは3月31日、沖縄県内で新たな拠点を開設することを目指し、沖縄ヤマト運輸の協力を得て、同社が運営している拠点「沖縄サザンゲート」を活用した事業展開の検討を開始したと発表した。
NTTロジスコは現在、「3.5PL」ビジネスを展開する上で、沖縄県向けにサービスを提供する場合、主に本州・九州などの拠点から発送している。
そのため、沖縄〜本州・九州間などの長距離輸送によるリードタイムの長期化や輸送コストの増加、さらに環境負荷の拡大などへの対応が求められていた。
課題解決に向け、NTTロジスコはヤマトグループのフレイター(貨物専用機)や流通加工機能・保税機能を備えた沖縄サザンゲートと、「宅急便」を中心とした輸配送ネットワークを活用し、沖縄県に新たな拠点を開設する検討を開始する。
沖縄拠点開設により、同県内で循環型運用の実現や、アジア圏を中心とした越境ECなど海外展開への足掛かりとするなど、沖縄の地理的優位性を生かした新たな事業モデルの構築を目指す。
具体的には、沖縄〜本州・九州間などとの長距離輸送を削減し、物流効率の向上とコストの最適化につなげることを想定。輸送距離の短縮により、CO2排出量を削減し、環境負荷低減も実現できると見込む。
地元完結型モデルの構築により、IT機器・医療機器の24時間緊急配送や、リファビッシュサービス(修理・再生)などのニーズにもより迅速かつ柔軟に対応できると想定している。
加えて、「沖縄サザンゲート」の保税機能を活用し、アジア市場を見据えた越境ECサービスなど、海外向けサービスの提供を目指す。
沖縄県内に在庫・作業拠点を確保することで、大規模災害など有事の際でも安定した供給体制を維持できるレジリエンスの高い物流網を構築できると期待している。
(藤原秀行)











