コモンプロダクツ、製造・物流現場自動化推進する同志社大内の産学連携拠点で最新ロボット実証環境を完備

コモンプロダクツ、製造・物流現場自動化推進する同志社大内の産学連携拠点で最新ロボット実証環境を完備

実験や協働研究を推進、地域企業など支援

企業のDX推進を支援するコモンプロダクツ(大阪市)は4月14日、京都府京田辺市の同志社大学キャンパス内に設けられている産学連携支援施設「D-egg(業成館)」で、最新ロボット実証環境を完備させたと発表した。本格的な運用と技術相談の受付を開始する。


最新の産業用ロボットと各種モニタリングシステムを備えた実証環境



同社のAI事業本部は今年1月から、「D-egg」で新たな研究開発拠点を順次稼働させてきた。

製造業・物流業で深刻化する人手不足に伴い、現場の自動化・省人化のニーズが急速に高まっているのを踏まえ、同施設で最新のAI技術とロボティクスを組み合わせ、地域の企業や研究機関が抱える課題を解決するための実証実験や共同研究を推進する。


熟練技術の自動化を検証するロボット溶接セル

最新の産業用多関節ロボットやデジタル溶接機に加え、AI画像認識と連携した協働ロボットの実機を備えている。

特に、自社開発の産業ロボット向けVISIONセンサ「SpectraVISION」を用いた「完全ティーチングレス」の検証や、実験室全体を仮想化した「デジタルツイン環境」によるシミュレーションなど、実機とデジタルを高度に同期させた開発体制を整えているという。

従来は熟練の技術が必要とされた溶接工程の自動化から、小ロット多品種におけるばら積み部品のピッキング・仕分け作業に至るまで、人と機械が安全に協調して働く次世代の作業ラインを想定した実証実験が可能と見込んでいる。




「D-egg(業成館)」

単なる自社設備の拡充にとどまらず、社外との共創を生み出す場として機能させることを拠点の重要な目的と設定。独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営する「D-egg」という立地を最大限に活かし、大学機関との高度な共同研究を推進する。

さらに、地域の製造・物流企業に向けた最新技術の共有や人材育成を支援し、産学連携のハブとなることを目指す。高度なAI技術とロボット工学を融合させ、地域全体の産業競争力向上に貢献する中核施設に高めていきたい考えだ。

今後は、自動化や省人化を検討している地域の企業、共同研究を模索する研究機関を対象に、施設の見学会や実機を用いたデモンストレーションを随時実施する。実際の設備を見ながらの技術相談や意見交換を通じ、現場の課題に寄り添った実用性の高いソリューションの社会実装を加速させていくことを狙う。

(藤原秀行)※いずれもコモンプロダクツ提供

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