Industry Alpha、兵庫・大洋紙業の物流倉庫で搬送~ピッキング~梱包を一括自動化へ★大幅修正

Industry Alpha、兵庫・大洋紙業の物流倉庫で搬送~ピッキング~梱包を一括自動化へ★大幅修正

巨額な資金投資不要とメリット強調

※Industry Alphaからプレスリリース修正の申し入れがあったのを受け、以下の点、変更いたしました。

・見出し中「一括自動化」を「一括自動化へ」に修正
・1パラ目「古紙のリサイクル事業を展開する大洋紙業」を「梱包資材の販売や物流請負事業を展開する大洋紙業」に修正
・4パラ目「AGV(無人搬送ロボット)を開発・導入した。」を「AGV(無人搬送ロボット)を開発した。」に修正
・5パラ目「最先端AGVを実現。」を「最先端AGVとなっている。」、「ピッキングエリアの省人化を実現した。」を「ピッキングエリアの省人化を実現する。」にそれぞれ修正
・7パラ目「ピッキングと検品作業を行うのみとなった。」を「ピッキングと検品作業を行うのみとなる。」、「段ボールの組み立てと梱包を自動化した。」を「段ボールの組み立てと梱包を自動化する。」にそれぞれ修正
・8パラ目「スマート倉庫へと変革した。」を「スマート倉庫へと変革していく考え。」に修正

以上、なにとぞご容赦ください。

工場・倉庫のスマート化事業を展開するIndustry Alphaは3月14日、梱包資材の販売や物流請負事業を展開する大洋紙業(兵庫県尼崎市)の物流倉庫における入荷から出荷までの物流ライン自動化に関する取り組みを開始したと発表した。

Industry AlphaはAIやロボティクスを活用したソリューションを提供する東京大学発のベンチャー、TRUST SMITHの渡辺琢実氏が代表取締役に就任。最先端の技術を駆使し、オーダーメイドでスマートファクトリーやスマート倉庫の設立に関する支援を手掛けている。

既存の倉庫を部分的に自動化してくことで倉庫の最適な運用を可能にするソリューションが求められているのに対応。物流倉庫を間借りし、巨額な資金投資を必要とする立体倉庫やセンターを使わず、物流ラインにおける最適なマテリアルハンドリング機器の組み合わせを設計、従来の倉庫では人が担っていた作業をスマート化し、物流ラインの自動化を図っている。

Industry Alphaが搬送・ピッキングの課題を、大洋紙業が梱包の課題をそれぞれ解決することを目指し、業務の全体オペレーションが最適になるように解決案を設計した。Industry Alphaはまず、ピッキングと搬送を同時に行えるピッキングアシストAGV(無人搬送ロボット)を開発した。

ピッキングの際に荷物を載せる棚を、車体上部に搭載した最先端AGVとなっている。作業員がピッキングし、AGVに荷物を置くことでAGVが自動的に搬送を完了する。ピッキングアシストAGV6台を、入庫エリア横のピッキングエリアに取り入れ、ピッキングエリアの省人化を実現する。

また、WMS(倉庫管理システム)のピッキングリストを、経路を考慮した最適な順番で並べ替える順序最適化モジュールとピッキングアシストAGVを組み合わせることで、複数台のAGVの最適経路を自動で算出するシステムを構築した。

人が行う作業はAGVが指示した場所に行き、ピッキングと検品作業を行うのみとなる。また、梱包ラインでは自動製函機を導入し、段ボールの組み立てと梱包を自動化する。

さらに、自動ラベル貼り付け機を採用することで、入庫から出庫までの一連の流れの中で、人が行う作業を積み下ろし、ピッキング、積み込みのみで完結するスマート倉庫へと変革していく考え。

人のみのピッキング時間は1回当たり50秒、人のみの梱包時間は1件当たり60秒だったのに対し、人+ロボットのピッキング時間は30秒、人+自動ライン時間も30秒に短縮できたという。

今後はロボットアームとAMR(自律移動ロボット)を組み合わせることで、今回の取り組みで人が行っている積み下ろし、ピッキング、積み込みも自動化し、無人倉庫を実現することを目指す。さらにロケーション管理を行うことで、出荷時にピッキングの効率が向上する配置を算出するなど、さらなる省人化・スマート化の実現を目指す。

(藤原秀行)※いずれもIndustry Alpha提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事