時速160キロメートル超、32キログラム搭載可能
ヤマトホールディングス(HD)は8月27日、米国のヘリコプターメーカー、ベル・ヘリコプターと連携し、米国のテキサス州フォートワースで同26日に無人輸送機の試験飛行に成功したと発表した。
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ベルが開発した垂直離発着が可能な電動のeVTOLの自律飛行型機「APT70」とヤマトHDが開発した専用の貨物輸送容器「PUPA70XG」を組み合わせている。両社は2020年代半ばまでの「空飛ぶトラック」による輸送サービス実用化を目指す。
試験飛行に成功した「空飛ぶトラック」
専用貨物輸送容器(いずれもヤマトHDプレスリリースより引用)
「空飛ぶトラック」は時速100マイル(160キロメートル)以上で飛行、70ポンド(32キログラム)の積載が可能。トラックドライバー不足が深刻化し、今後も劇的な改善が見込めない中、消費者までのラストワンマイル輸送を担う新たな手段として早期に安全飛行を確立したい考えだ。
(藤原秀行)