ナビタイム、「拠点間コスト一括高速計算API」の提供開始

ナビタイム、「拠点間コスト一括高速計算API」の提供開始

最大300地点の概算距離・所要時間を最短10~20秒で算出

ナビタイムジャパンは5月15日、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」で、最大300地点間の距離と所要時間を一括で算出できる「拠点間コスト一括高速計算API」の提供を同日始めたと発表した。

自社の経路検索データ・経路探索技術と、AIを組み合わせ、車ルートで大量の拠点間の距離と所要時間(概算)を、高速に算出できるようにしている。



物流業界、特に中・近距離の配送事業従事者らから、配送計画の策定やシミュレーションのため複数地点間のルート検索機能を求める声が多数寄せられていたのに対応した。

膨大な地点間の経路コスト(距離・時間)算出が必要なケースでは、通常のルート検索APIで行う場合、ルートごとにAPIへリクエストする必要があり、300地点間(8万9700通り)のルート検索の処理完了までに約24時間を要していた。

独自の経路計算エンジンを開発したことで、300地点間の概算の距離と所要時間を、最短約10~20秒で一括算出できるという。

新たなAPIを活用することで、例えば数百カ所に及ぶ自動販売機の補充ルートの設計や、日次で変動する配送エリアの最適化シミュレーションなどを、スムーズに実行できるようになると想定。

1回のリクエストで大量の地点データを処理できるため、システム側の通信負荷を大幅に削減することにもつながるとみている。

レスポンスの形式は、経路計算に適したマトリックス形式を選択できる上、返却値をそのまま計算に使えるため、開発工程の簡略化と低コストでのシステム導入が可能という。



今後は、車両サイズの考慮など指定可能条件の設定や、車以外の移動手段(徒歩・自転車・公共交通など)の経路コスト算出への対応も検討している。

(藤原秀行)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事