商用EV導入支援のeMotion Fleet、鴻池運輸のタイ現法と提携

商用EV導入支援のeMotion Fleet、鴻池運輸のタイ現法と提携

海外初契約、リアルタイムで排出量把握など目指す

商用EV(電気自動車)の導入支援を手掛けるeMotion Fleetは6月22日、鴻池運輸のタイ現地法人で冷凍・冷蔵物流を展開しているKonoike Cool Logistics(コウノイケ・クール・ロジスティクス、KCLT)と、フリート(車両)管理のDXとグリーン物流推進で提携したと発表した。今後、実証実験を進める。

eMotion Fleetとして海外で初の商業契約。日本で培ったフリート管理のDX・GXのノウハウをアジアへ展開する重要な第一歩になると見込む。



経済成長が続くタイは荷主企業などの間でグリーン物流対応を求める声が強まっており、特にサプライチェ ーン全体の温室効果ガス排出管理(Scope3)を含む可視化・報告体制の構築が喫緊の課題となっている。

KCLTは日本の鴻池運輸本社へのCO2排出量報告体制を整えているが、リアルタイムかつ詳細な運行データの取得・活用と、経営判断につなげる仕組みの構築が課題となっていた。

実証実験では、将来のEV導入を見据えた第一歩として、内燃機関車両に先進的なテレマティクス端末を導入し 、データに基づく運転・車両管理体制の構築と業務効率化を図る。

具体的には、テレマティクス端末と燃料消費センサーをKCLTのトラック15台に搭載し、従来の車載器では取得できなかった詳細かつリアルタイムな車両走行データの収集を図る。

得たデータはクラウド上で一元管理し、車両ごとの燃費やアイドリング時間、燃料消費量、走行距離、CO2排出量などを逐次可視化する。

コールドチェーン特有の冷凍機稼働中の燃料消費も正確に把握することで、業務効率化とデータドリブンな運行管理体制の構築を推し進める。




(eMotion Fleet提供)

eMotion Fleetは今回の運用実績を基に、管理目的にとどまっていたデータを経営改善に直結させることを想定。燃費・アイドリングデータに基づく具体的なコスト削減プランの策定、安全運転スコアを活用したドライバーコーチングなど、データを燃料コスト低減と安全強化に活かしていくことを狙う。

さらに将来はKCLTの荷主を含むサプライチェーン全体(Scope3)のCO2データ可視化に広げていくことを視野に入れている。

(藤原秀行)

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