調剤薬局の業務効率化支援、顧客らとの接点確保し積極提案
イトーキは6月29日、東京・日本橋の本社内に新設した、物流施設や公共施設向けの設備などを扱う「設備機器・パブリック事業」の製品を展示するショールームエリアを報道関係者に公表した。
イトーキが注力している、調剤薬局向けの薬剤自動ピッキングシス「DAP with MediMonitor」の実物を設置してデモを実施。併せて、自動倉庫システム「システマストリーマーSAS」などもモニターを通じて紹介する。顧客や関係者が年間2万人以上訪れる本社にショールームエリアを置くことで、自動化機器などを積極的に提案していくことを目指す。

ショールームエリアに配置している薬剤自動ピッキングシステム
薬剤自動ピッキングシステムはメディカルフィールズ(神戸市)と共同開発し、2025年4月に発売。機器の本体内でトレイに薬剤を保管し、患者ごとに処方された薬剤をシステムが入出庫口まで運搬。薬剤師は届いた薬剤を取り出し、バーコードをリーダーに読ませれば、正しい薬剤が選ばれているかどうかをシステムがチェックする。
AIが使用頻度の高い薬剤を学習し、入出庫口の近くにトレイを配置、より迅速に薬剤を出庫できるようにする。イトーキはシステムを取り入れることで、薬剤師3人分の業務を1人で行えるようになり、6年で投資回収が可能と見込んでいる。ショールームエリアで現物のデモを公開し、来場者にその効果を確かめてもらう狙いがある。

入出庫口から薬剤を取り出す

システム利用の流れ(イトーキプレスリリースより引用)
ショールームエリアではこのほか、美術館・博物館向け高機能展示ケース「Artivista」も配置。実際の展示環境を模した暗室の空間で、ケースに保管している展示品の見え方などを体感できるよう工夫している。


高機能展示ケース
(藤原秀行)









