ネスレ日本がHacobuの配車受発注・管理サービスなど活用、委託先のドライバー7000人と情報連携目指す

ネスレ日本がHacobuの配車受発注・管理サービスなど活用、委託先のドライバー7000人と情報連携目指す

荷待ち時間の正確な把握など目指す

Hacobuは7月2日、ネスレ日本がHacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」(ムーボ・ヴィスタ)」と、トラックドライバー業務支援アプリ「MOVO Driver」(ムーボ・ドライバー)を活用し、委託先のトラックドライバー約7000人と直接、情報連携できる体制を段階的に構築すると発表した。

ネスレ日本はまず、荷待ち時間・作業時刻のリアルタイム把握から着手し、Hacobuが今年8月末以降に提供するリアルタイム位置情報共有機能も順次、活用していく予定。Hacobuとネスレ日本は荷主企業主導でドライバーとの情報連携を進める取り組みを通じて、持続可能な物流網の構築を目指す。



ネスレ日本はコーヒーなどの製品を全国の卸・小売の物流センターへ届けるため、年間約2万件の出荷・委託先約7000人のドライバーが関わる大規模な配送網を展開している。

改正物流効率化法の全面施行などでサプライチェーン全体の物流効率化が強く求められていることを踏まえ、ネスレ日本はHacobuのサービスとアプリの活用に踏み切った。

配送業務における指揮命令は従来通り、元請け事業者が担い、今回の取り組みは荷主企業とドライバー間の情報連携・データ共有を目的にしている。

両社は荷主企業自らがドライバーの現場情報をリアルタイムに把握できる仕組みを構築することで、荷待ち時間の削減と物流品質の向上を両立し、持続可能な物流網の実現につなげられると見込む。

まず、荷待ち時間・作業時刻のリアルタイム把握をスタート。今年6月に試験運用を始めた。

ドライバーは「MOVO Driver」から、出荷元・納品先での到着・出発・荷待ち時間を記録する。ネスレ日本は情報を「MOVO Vista」上でリアルタイムに確認できる。



今年6月、主要協力会社1社・一部のドライバーから試験運用に着手した。10月半ばをめどに、年間約2万件の出荷に関わる委託先約7000人のドライバーへ展開する。蓄積したデータを基に、物流拠点ごとの荷待ち実態を可視化し、削減に向けた改善活動につなげる。

その次の段階として、今年8月末より、ドライバーの位置情報共有機能を「MOVO Vista」に追加する予定。ネスレ日本・元請け事業者がドライバーの現在地をリアルタイムに把握できるようになることで、災害などの緊急時には元請け事業者から迅速な迂回指示や安全確認が行えると想定。

さらに同年10月末までには、ドライバーの現在地から算出した到着予定時刻を踏まえ、遅延の兆候を自動検知してアラートを通知する機能の提供を目指す。

(藤原秀行)※いずれもHacobu提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事